画像とバイタルサインセンサーの統合見守りシステムで、特に夜勤スタッフの作業負担を軽減できるか
日付:2019年12月8日
会場:立教大学池袋キャンパス
発表者:細川翔平
共同研究者:姫野信吉
- 目的:画像とバイタルサインセンサーの統合見守りシステムで、特に夜勤スタッフの作業負担は軽減できるかをエビデンスベースで検証した。
- 方法:当法人内施設のフロアごとに、1)見守りなし、2)画像見守りのみ、3)バイタルサインセンサーのみ、4)画像とバイタルサインセンサーの両者を設置 の各条件を割り付け、夜勤スタッフの歩数を作業負担の指標として比較検討した。
- 結果:2、3)の単独見守り要素だけでは、1)に対して有意差は得られなかった。これに対し、4)の統合見守りにおいて初めて1)と比較して負担軽減効果が有意差をもって認められた。夜間の定時巡視が不要となったこと、覚醒/睡眠状態の把握から効率的な介護介入を行えたこと等が要因と思われた。
- 考察:本研究では、介護負担が特に大きい夜間帯において、統合見守りシステムによって、スタッフの負担軽減が可能であるとのエビデンスを得ることが出来た。